Last Updated on 2日 by aisotota
マグネットスイッチ(電磁接触器)とは、モーターや大型機器の電源をON/OFFする装置です。
つまり、小さな制御信号で大きな電流を安全に操作するスイッチと言えます。
一方で、リレーは制御回路用の小電流スイッチですので、用途が異なります。
1. マグネットスイッチとサーマルリレーの構造イメージ
[電源]───┬──[マグネットスイッチ]───[モーター]
          │
          └──[制御回路: ONボタン / OFFボタン / サーマルB接点]
- 主回路:電源 → マグネット → モーター
 - 制御回路:ON/OFFボタン+サーマルB接点
 
つまり、サーマルリレーは制御回路に組み込み、過負荷時にモーターを安全に停止させます。
2. 使用例:モーター制御回路
図解(文章で表現)
【制御回路】
[ONボタン]──┐
              ├─[マグネットコイル]─┐
[OFFボタン]──┘                     │
                                    └──[モーター起動]
[サーマルB接点]───┘
- ONボタンを押す → コイルに電流が流れ、マグネットが作動
 - マグネット作動 → 主回路が閉じてモーターが回転開始
 - 過負荷発生 → サーマルB接点が開き、コイルの電流を遮断
 - 結果 → マグネットがOFF、モーター停止
 
このように、サーマルB接点が安全装置として必須です。
3. 使用例:工場の搬送ベルト
例えば、工場のベルトコンベアにこの回路を使うと、
- 操作員が「ONボタン」を押す
 - ベルトが回転開始
 - モーターに過負荷(物が詰まるなど)がかかる
 - サーマルリレーが作動し、B接点が開く
 - モーターが停止し、安全確保
 
つまり、異常が発生しても自動で停止する仕組みになります。
4. ポイントまとめ
- マグネットスイッチ:大電流のON/OFFを担当
 - サーマルリレー:過負荷時にB接点でコイルを切り、モーターを停止
 - 転換語を入れると、文章の流れが自然になり理解しやすくなる
 - 使用例や図を描くことで、現場での回路イメージが湧きやすくなる
 
💡 補足
A接点は「異常時に通電させたい場合」に使用しますが、停止回路ではほとんど使いません。が当たり前”だからです。
緊急停止ボタンと組み合わせる場合、B接点は常に閉で、異常時または押下時に開くのが基本です。
      
      
      
  
  
  
  
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