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VVFケーブルの種類と選び方|配線色の意味を理解しよう

「電気の基礎知識」

1. VVFケーブルとは?家庭用配線の基本

VVFケーブルは、住宅やオフィスで使われる絶縁ビニールで覆われた電線をまとめたケーブルです。

  • 用途:照明、コンセント、スイッチなど
  • 規格:100V~200Vの家庭用電源向け
  • 特徴:芯線数や太さで用途が異なる

つまり、家庭用配線では最も一般的なケーブルであり、正しい種類を選ぶことが安全性のポイントになります。


2. VVFケーブルの種類|芯線数と太さで選ぶ

(1) 芯線数で選ぶ

VVFケーブルは、芯線の本数によって用途が異なります。

芯線数用途例
2芯(2C)照明やスイッチ用
3芯(3C)コンセント、換気扇など
4芯(4C)業務用や複雑な回路向け

さらに、芯線数が多いほど配線の自由度が高くなりますが、その分取り回しが難しくなる点に注意が必要です。

(2) 芯線の太さで選ぶ

家庭用では 1.6mm² と 2.0mm² が標準です。

太さ(mm²)用途例
1.6家庭用コンセント、一般家電
2.0エアコンや大電力機器

つまり、消費電力に応じた太さを選ぶことで、安全で安定した電気配線が可能になります。


3. VVFケーブルの配線色と役割

VVFケーブルは色分けされた芯線で役割が決まっています。

役割
火線(L線)、電気が流れる線
火線(2系統目)、スイッチや複数回路用
中性線(N線)、電気が戻る線
緑/黄接地線(アース線)、感電防止

そのため、黒や赤は電気を流す線、白は戻る線、緑/黄は安全の線として覚えておきましょう。


4. VVFケーブルの選び方のポイント

  1. 使用機器の消費電力を確認
    → 消費電力が大きい場合は太めのケーブル(1.6mm²以上)を選ぶ。
  2. 回路の数に合わせて芯線数を選ぶ
    → 照明だけなら2芯、コンセントも使う場合は3芯を選ぶ。
  3. 配線距離を考慮
    → 長距離配線では電圧降下を防ぐため、太めを推奨。
  4. 配線色のルールを守る
    → 色を間違えると感電や火災の原因になるため、注意が必要です。

例えば、黒線を中性線として接続すると、安全上非常に危険です。


5. 家庭用おすすめVVFケーブル例

用途芯線数太さ
コンセント・家電3C1.6mm²
エアコン・大電力機器3C2.0mm²

補足:家庭用で4芯以上はほとんど使用しません。そのため、必要な場合は専門業者に相談するのが安心です。


6. まとめ|安全な配線のために

  • VVFケーブルは家庭用配線の基本です。
  • 芯線数・太さ・色を正しく理解して選ぶことが重要です。
  • さらに、安全に作業するためには資格保持者や専門業者に依頼することを推奨します。

つまり、正しいVVFケーブルの選び方を理解すれば、安全で長持ちする家庭配線を実現できます。

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